象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧

怒りは復讐を生み、獣に変異する〜ドラマ「BEAST-私のなかの獣」に思う

原作のないオリジナル脚本で、全8話完結な故に、登場人物は少なく展開もシンプルだが、完成度は鋭利な刃物の如く限りなく研ぎ澄まされている。 妻殺害疑惑が持たれる不動産王ナイル・ジャーヴィス(マシュー・リス)が隣人としていきなり現れる設定とその不穏な空気…

中国に封じられたアメリカ〜何もなし得なかった米中会談のその先に・・

多くのメディアが”何も進展がなかった”と報じた今回の米中会談だったが、”意気揚々と北京へ乗り込めると思うな”と、イランがトランプ大統領に釘を刺した様に、大きな期待と覚悟を持って望んだ筈の会談ではトランプは殆ど成果を殆ど残さずに帰国。 というのも、中…

プーチンと”5つの海”に思う〜地政学に沈むロシアの衰退と覇権拡大の愚策

プーチン政権が覇権拡大の為に重視する”5つの海”とは、黒海・アゾフ海・カスピ海・バルト海・北極海(白海含む)を指す。 ソ連崩壊後の地政学的空白を埋め、“強いロシア”を取り戻す為に、これら沿岸部での軍事活動の強化や物流網整備を通じ、地政学的な強みと影響力を…

混迷するドイツを象徴したドラマ〜「スリーピング・ドッグ-パンドラの箱」に思う

駄作でもないが凡作でもないし、よく考え抜かれたドラマではあるが、最後になってシナリオが破綻した典型の失態作である。 警察と検察の闇という”パンドラの箱”を開けるミステリーだけあり、最初は慎重な出だしだが、登場人物も多く、謎解きも多様化していく。結…

ギフテッドか?発達障害か?〜疎外されたIQ160の憂鬱(後半)

「前半」では、ギフテッドと浮きこぼれについて説明しましたが、”選ばれ”しギフテッドにも色々なタイプがあり、多くが秀才型の”優等生”をイメージするが、そうでないタイプも存在する。一方、”変わった子”や”困った子”であってもギフテッドの可能性は十分にある。 …

ギフテッドか?”浮きこぼれ”か?〜疎外されるIQ160の憂鬱(前半)

”なんら取柄もないIQ160の社会不適合者です”と語る遠藤貴光氏は「ギフテッドと発達障害の違い」というテーマで動画を配信する。 その遠藤氏は44歳の時、IQ130以上の人が入れるMENSAに合格し、翌年にはIQ160以上の人が入れるHELLIQにも合格。 取柄が無いから、その…

クンマーの偉業と志村の定式化〜フェルマーの最終決着”その8”

前回「その7」では、「フェルマーの大定理」に決着をつけた「モジュラリティ予想」の起源について述べましたが、谷山豊が提示した問題がいつの間にか「谷山・志村予想」と呼ばれる様になり、やがて志村五郎が主張した「モジュラリティ予想」に発展します。 因みに、この予想…

かつて50年間、イランを骨抜きにした大英帝国〜その国王のスピーチに思う

英国王チャールズ3世による米議会での演説が外交的綱渡りになる事は想定されてはいた。 それでも国王らしい穏やかな語り口で、NATOやウクライナに触れ、欧米民主主義の重要性を改めて強調。トランプが過去に”でっちあげだ”と見下した気候変動についてもさりげ…

40億円興行の不足と井上の限界〜もう一度戦えば勝てる、中谷の躍動と可能性

ひょっとしたら、こういう展開になるかもと思っていたが、正直ここまで重たい立ち上がりになるとは、想定外でもあった。 総額”40億円興行”に見合う戦いかと言われれば、”闘拳”と呼ばれた昭和のボクシングを知る世代からすれば、死闘に近いものを期待しただけに疑…

「豊臣兄弟」よりも「蒲池物語」を・・と思うのは私だけだろうか

”人は見える歴史からは学べるが、見えない歴史からは学べない”とは、「ブラック・スワン」の著者ニコラス・タレブの言葉だが、天才トレーダーで不確実性の研究者でもある。 過去の記事でも触れたが、世界的株価暴落のブラックマンデー(1987年)やドットコムバブル崩壊…