映画&ドラマ
年金基金を運用する投資会社ロックミル・キャピタルへ強盗団がいきなり乱入し、40億ポンド(約8000億円)もの大金が盗まれる。 武装した集団強盗犯の被害に遭ったのは、主人公のザラと彼女の親友ルークで、2人は会計事務を担当する一般社員だが、安給料で常にこき使…
典型の低予算型B級ホラーものだが、見終わって色々と考える事もあった。 生前、妻が行きたがってた別荘がある。 実は、その1年前に仕事が忙しいというだけの理由で夫は断っていたが、愛する妻が不可解な事故で急死し、深く後悔したテランスは子供2人を連れて、その…
言われてる程、ダメな悪い映画でも失敗作でもなかった様に思えた。 雪風の艦長(寺澤)役の竹野内豊も先任伍長(早瀬)役の玉木宏も、追い詰められた将校を無難に演じ、VFXやCGもそこそこの出来で、雪風をそれなりに再現してはいた。 無条件降伏という惨めな負け方を…
スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、10部門を受賞した本作ですが、一見したら普通のミステリーに思えた。が、見続けていく内にわたしの期待は、いい意味で大きく裏切られる事となる。
実在した”ソ連史上最凶の連続殺人鬼”をモデルにしたという事で、ドキュメントっぽいスリラー系作品かと思ったが、ドストエフスキーの「死の家の記録」と同様に100%フィクションの人間ドラマだった。 因みに、1970~80年代に54人を殺害した<ソ連の赤い切り裂き魔>…
正直、期待はしてなかった。 というのも、劇場版という映画で印象に残った作品は数える程しかないからだ。 しかし、TVドラマ「孤独のグルメ」はコミックの頃からの大ファンであり、特に原作者の久住昌之さんの呑みっぷりがいいし、谷口ジローさんの作画も素晴らしい…
見終わった感想で言えば、賢くなった猿が人類を支配し、野生化した人類が猿に復讐し、(共存ではなく)再び猿を檻に入れる展開になるのかなと思うと、少し拍子抜けした。 個人的には、ペット化された事で学習能力を身につけて賢くなった猿と、(野生化というより)過去…
”かっぱえびせん”と同じで、そんなに美味しいとも思わないが、これが一度ハマると昨今のジャンクフード同様に”やめられない止まらない”のである。 ”異世界”のつく漫画やTVアニメは過去に数多く登場したが、アマプラ配信の中で出会って以来、シーズン1の10話に続…
7/18日から配信されている2025年版ドラマ「笑ゥせぇるすまん」だが、主人公の喪黒福造を演じるのは、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次で、喪黒のビジュアルを徹底して再現した姿が話題となっている。 しかし、第1話と2話を見る限り、原作の漫画の方がマシだったかと…
私達は映画を見る時、見た印象やその結果だけで、傑作か駄作か、さもなくば良作か凡作かを判断する。つまり、”人は失敗からは何も学ばない”様に出きているのだろう。 Netflix版「新幹線大爆破」が”親の七光り”の陰でそこそこ話題になってる様に、75年版の原作が世界…
75年版とリブート版の大きな格差 海外での評価も非常に高く、ハリウッド映画「スピード」(1994)や「ブラッドトレイン」(2022)のモデルにもなった作品だが、スケールとオールスターキャストという点でだけ見ても、この2つの作品とは比較にならない程の完成度と熟練と…
肉体派俳優にハゲが目立つのは、今に始まった事でもないが、ここまでしぶといと流石に癪に触る。 一作目の「MEGザ・モンスター」(2018)が(作品の出来はともかくも)不思議と印象に残っていた。 今回、その続編(2023)がアマプラで配信されていたから、少しは期待した…
展開としては、単純な復讐もの系で、終始殴るか蹴るか刺すかの血みどろの描写がメインである。 舞台がインドなので、てっきり映画大国インドの作品だと思いきや、製作はユニバーサル・ピクチャーズ(米)で、アクションは「ジョンウィック」シリーズのスタッフ陣で固め…
どうしても、ボクシングをテーマにした映画は、舞台上の演出され過ぎたパンチの”撫で合い”になり、最後には感動と興奮を誘うものが多い様な気がする。 所詮はフィクションであり、興行的に成り立たないと映画産業は潰れる。が、こうした延々と続く殴り合いを美化…
久しぶりに、アメリカ映画の底力と本気度を感じさせる作品に出会う。と思いきや、アメリカを舞台にしてはいるが、日本では劇場未公開のカナダ発の映画である。 てっきりハリウッド映画だと勘違いし、「オッペンハイマー」で裏切られたばかりだったので、いい意味で…
低予算のスリラー映画(英)で、原題は”OFENSIVE”と、直訳すれば”不愉快で目障りだ”となるが、まさにこの通りの展開であった。流石に、”オールド・リベンジ”ではB級映画っぽく、”OFENSIVE”との原題を知らなかったら、まず観る事はなかったろう。 勿論、若者による”親父…
「死を告げる女」(2022)で奇怪なキャスター役を演じた中堅女優のチョン・ウヒに惹かれ、彼女が出演した「悪の偶像」をアマプラで立て続けに見る。 まず前者では、苦労して掴んだメインキャスターの座は誰にも渡さないと、ライバルらを次々と蹴落とすも、実は娘は解離…
タイトルはシリアス感たっぷりだし、女優のイ・ハニさん目当てで見てしまった。 結果から言えば、ある程度は想定内だったが、権力を描くのは無理だと悟った。 勿論、”韓国最大の金融スキャンダルとされる実在の事件を元に巨大な利権に立ち向かう熱血検事の奮闘を…
最初から最後まで、オッペンハイマーを追い詰める事が目的の聴聞会ばっかで、ウンザリとアホ臭と、そして落胆と失望の180分間だった。 まさに”結果ありきのイカサマ”いや、”オッペンハイマーありきの凡作”に終止した。つまり、原爆投下の全ての責任をオッペンハイ…
ここ数年は正月が至極苦痛になってきた。それに、地上波は酒と旅とグルメしか流さないし、BSは未だにショップ全盛で、CHを間違えると婆さんの大声が部屋中に響き渡る。 今年の正月は「孤独のグルメ」や「深夜食堂」や「酒場放浪記」などが特番扱いだったが、酒とグルメ…
結論から言えば、レビューの評価(3.2/5)よりもずっとよく出来たサスペンス・スリラーであったが、展開としては至極シンプルで、多少の不可解な所もあったが、最初から最後まで何とか気が散る事なく、見入る事ができた。 半年前、轢き逃げ事件で妻を亡くしたソジン(…
”シビル・ウォー(Civil War)”とは”内戦”という意味で、アメリカでは”南北戦争”の事を指す。 1861年から4年以上も続いた内戦で、戦死者は両軍合わせて62万を数え、アメリカ史上最大の損害を与えた戦争となった。第2次世界大戦でのアメリカ軍の死者が40万だから、そ…
チェ・ミンシクの演技ばかりを高評価する声が殆どだが、彼の世界の全てを包み込む様な暖かさと、丸みを帯びたシリアスな演技力には私も脱帽する。 先日もブログにした「不思議な国の数学者」でも実に人柄のいい理想の数学者を演じきっていた。だが、私の中では今回…
韓国映画「提報者〜ES細胞捏造事件」(2014年)は、2005年に韓国で実際に起きた元ソウル大学校教授によるES細胞捏造事件を映画化した実録サスペンスである。 名声の為に研究結果を捏造する科学者や、国益の為に真実から目を背ける国民など、様々な人々の思惑に阻ま…
北朝鮮が日本に核を落とし、その報復としてアメリカが北朝鮮に核を落とす。韓国軍が間一髪でそれを防ぐ。 実に、よく出来たシナリオではある。北朝鮮と日本が悪者で、アメリカはバカで、韓国だけが”正義の虎”という国威掲揚的で単純なストーリーでもある。 独島(…
一般的には、数学を映画で表現するのは、まずは不可能である。だが、数学者の人となり人格なりを表現する事は不可能ではない。 この作品では、数学という難解な学問のあるべき姿と人としてのあるべき姿を、2人の人間の接点とその対称性を通じ、巧く描き切っている…
今回紹介する2つの作品は、日本では絶対に作られる事のないと思わせる程の重厚な映画である。 まずは、「警官の血」(2022)からの紹介だが、リーガルサスペンスの巨匠・Mコナリーも真っ青の、図太いクライムサスペンスの王道を行く作品である。 悪こそが巨悪を潰す。…
2012年と少し古い映画だが、原作の東野圭吾が自ら“シリーズ最高傑作”と太鼓判を推した作品である。 正直、多くは期待しなかったが、前半の豪華キャスト陣の気合が入った演技と雰囲気に、(東野ミステリーが好きでない)私も圧倒されてしまう。 ただ(彼の原作の映画…
予告編で、その美しい景色にグイグイと惹きつけられ、思わず見入ってしまう。 結論から言えば、急失速的な作品に終わったと言えなくもない。 前半はともかく、途中からはとても良かったし、森の中の映像も美しく、セッティングも含め、全体のシーンとしても悪くはな…
映画「逃亡者」のショートストーリー版だが、4話完結という事で”普通”に楽しめた。 私が思うに、ドラマってもんはシンプルな展開で”普通”に楽しませてくれるものが理想だと思う。 昨今の国産の薄っぺらなサスペンスや推理モノみたいに、フラグを目一杯広げ、最後は…