象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

2024-01-01から1年間の記事一覧

昭和15年のノスラダムス?〜石原莞爾の「世界最終戦論」の狂信と理想郷

戦争は良くない。だが、不幸にも戦争は無くならない。もし、戦争の当事国となってしまったら絶対に負けてはならない。つまり、大局を見極め、国家の方針を定め、国民の意識と足並みを揃え、戦争にあたる。 大雑把に言えば、戦争では大局を見極める事が大事で、それが…

ヒトは数と戯れる”その3”〜博士が愛した友愛数と社交数

前々回「その1」ではナルシシスト数を、前回「その2」では、完全数について紹介しました。娯楽が少なかった古代ギリシャ時代では、数学と言うより、こうした”(自然)数のお遊び”が大衆の娯楽になりえました。 今で言う”数トレ”とか”脳トレ”と呼ぶのでしょうが、数学が…

結局、男は美人と巨乳に弱い〜「食われる家族」(2021)

結論から言えば、レビューの評価(3.2/5)よりもずっとよく出来たサスペンス・スリラーであったが、展開としては至極シンプルで、多少の不可解な所もあったが、最初から最後まで何とか気が散る事なく、見入る事ができた。 半年前、轢き逃げ事件で妻を亡くしたソジン(…

サンタと隣組の崩壊とその序曲

先々週の事だが、とうとう私にも隣組の世話人の当番がやってきた。 勿論、やる気は500%ない。前々回の隣組総会の時も”隣組なんて義務でも法的論理的根拠もないのだから、脱会は自由だし、(極論を言えば)外灯代以外の隣組会費は払わんでもエエのではないか”と訴え…

世界駅伝選手権〜真夜中の訪問者”その146”

この時期になると、ラグビーや駅伝でお茶の間は盛り上がっていたものだ。が、ラグビーに限っては、世界的に見ると国内では随分と盛り上がってはいるが、世界の壁はまだまだ厚い。 一方で、五輪に駅伝という種目があれば、日本は表彰台くらいは狙えるのではないか?…

なぜ、ごく普通の国民が戦争を欲したのか?〜「それでも、日本人は”戦争”を選んだ」その理由

著書の解説に”かつて、普通のよき日本人が<もう戦争しかない>と思った。世界最高の頭脳たちが<やむなし>と決断した”とあるが、普通の良き日本人が戦争を選択したのは正解だが、世界最高の頭脳たちが<やむなし>と決断したとは、正解とは言えない気もする。 つまり…

挨拶って必要なのだろうか?〜挨拶を無視されても腹が立たない人間になる為に・・

ネタ的には少し古くなるが、元プロレスラーのジャガー横田が自身の動画チャンネルで、過去に息子(長男)が人気タレントの林修氏から挨拶を無視された”非礼”を暴露していたという。 確かに、間近で頭下げて挨拶し、無視された上にガン視されたら、私だって腹が立つ…

ヒトは数と戯れる生き物である”その2”〜博士が愛した”完全数”の神秘

「前回」の冒頭では、江夏の背番号28という”完全数”について少しだけ触れ、その後は”ナルシシスト数”について紹介しました。 ナルシスト数が有限個存在する事は既に述べましたが、今回初回する”完全数”はそれが今未だ判ってなく、その研究は古代ギリシャの時代から…

フェイク(捏造)という名の侵略者〜ラジオ版「宇宙戦争」とパニックの行方

偶々TVをつけたら、NHKのダークサイド・ミステリー”「宇宙戦争」パニック事件、75年目の真実”が放送されていた。 1938年にアメリカで放送されたラジオ番組「宇宙戦争」は、放送を聞いた人々が番組内で語られる火星人の襲来を事実だと思い込み、アメリカ全土で約100万…

お年玉は合法な賄賂か?違法な伝統行事か?それとも、アホ臭な過ぎた風習か?

親戚と隣組を放射性廃棄物の如く毛嫌いする私は、お正月の親戚同士が集まる大げさな行事(おせち料理を含む)が未だに馴染めないし、特に、子供らに贈る”お年玉”というのが未だに理解できない。 直感的に、金品の受け渡しと判断する所があるからなのだろうか、60年…

まるで、おとぎ話の世界〜映画「シビル・ウォー」が描く幼弱な内戦の果て

”シビル・ウォー(Civil War)”とは”内戦”という意味で、アメリカでは”南北戦争”の事を指す。 1861年から4年以上も続いた内戦で、戦死者は両軍合わせて62万を数え、アメリカ史上最大の損害を与えた戦争となった。第2次世界大戦でのアメリカ軍の死者が40万だから、そ…

自作マヨネーズの”罪と罰”

最近はコメだけでなく、様々な食材や食料加工品が値上がりしている。 米が高値止まりのままなら、主食を麺や食パンに変えるしかない。昔からパンにマヨネーズを塗る癖がある私は、大のマヨネーズ好きなのである。が、市販のマヨネーズも値上がったままだ。 高血…

博士が愛した”ナルシシストな数”〜ヒトは数と戯れる生き物である”その1”

私たちは日常を通じて、色んな数に囲まれて生きている。 よほど数字に興味がない限りは、そういうのを意識する事はないだろうが、じっくりと腰を据えて数字という神秘の世界に触れるのも実に楽しいもんである。 そこで今日は、映画「博士の愛した数式」に登場する…

「パリの胃袋」(エミール・ゾラ著、朝比奈弘治訳)に見る、過ぎた大衆消費と資本主義の腐敗

この作品の最大の魅力は、パリ中央市場の凝りに凝った詳細すぎる描写にある。 ゾラ御贔屓の印象派ではなく、"現代の美"を象徴する、貪欲な表現主義に凝り固まった絵画群を満喫するかの様だ。 ゾラはこの作品を通じ、”現代の美を描き切った唯一の作家だ”と、訳者の…

核戦争に備えよ?〜”地球最後の日”が現実になる時

映画「地球最後の日」(1951)では、遊星衝突による地球壊滅の驚異に対し、科学者らが地球を放棄し、ロケットで別の惑星へ移住する計画を練る。計画が急ピッチで進められる中、地球に接近する遊星の影響からか、世界各地で地震や津波などの天変地異が続発し、地球脱出…

戦争は餓死よりも恐ろしい〜「飢餓と戦争の戦国を行く」

日本の戦国時代は飢餓の時でもあった。餓死するよりは奴隷になった方がまし、いや他人を奴隷に売り飛ばした方がさらにまし・・・ 著者の藤本久志氏はこの本の中で、戦国の世の実相を見抜き、その本質を見事に暴いておられるが、まさに現代の日本人が読み返すべき…

こんな女が抱きたかった〜映画「沈黙、愛」(2018)

チェ・ミンシクの演技ばかりを高評価する声が殆どだが、彼の世界の全てを包み込む様な暖かさと、丸みを帯びたシリアスな演技力には私も脱帽する。 先日もブログにした「不思議な国の数学者」でも実に人柄のいい理想の数学者を演じきっていた。だが、私の中では今回…

1/17の摩訶不思議な世界〜”素数の逆数”で遊ぶ数学”その2”

前回「その1」では、1/7の巡回節である142857について書きましたが、この様な不可思議な性質を持つダイヤル数が1/7以外にも存在するのだろうか?との疑問が湧く。 前回に見た様に、”1/pの循環節がダイヤル数になる為には、1÷pの余りの列にp未満の自然数が全て現れ…

意外にも笑えるドストエフスキーの中編小説〜「地下室の手記」(1864)

某フォロワーの紹介にあった小説だが、大まかな展開としては、遺産相続をしてそれまで勤めてた役人(公務員)の職を辞し、地下室に引きこもった40歳男性による”手記”がメインとなる。 まるで、太宰治の「人間失格」に登場する様なガチの内向性捻(ひね)くれ男だが、”オ…

”諦めは成功の母”なのだ〜約1年8ヶ月ぶりのオイル交換

日本には”諦めたら終り”という不可解?な名言がある。 その意味は、どんな事でも諦めてしまえば成功する可能性はゼロになるが”諦めずに頑張れば成功する可能性は残されている”との事らしい。 この名言が真なら、諦めずに頑張った挙げ句に、原爆を2発落とされて…

神への挑戦か?生き物への冒涜か?〜”ES細胞捏造事件”の科学者は何をどう勘違いしたのか

韓国映画「提報者〜ES細胞捏造事件」(2014年)は、2005年に韓国で実際に起きた元ソウル大学校教授によるES細胞捏造事件を映画化した実録サスペンスである。 名声の為に研究結果を捏造する科学者や、国益の為に真実から目を背ける国民など、様々な人々の思惑に阻ま…

未だに手土産文化に踊らされる平和な日本人〜貧しさが支え続けた悲しい慣習の行方

Gooブログ編集部のテーマに”おすすめの手土産を教えて”とあったが、”未だに手土産文化が蔓延る日本にある種の憂いを感じる”と、私は思わず愚痴ってしまう。 勿論、Gooブログには高齢者が多いので自然と手土産のテーマで盛り上がるのは理解できる。だが、それじゃ…

自由を追い求め、自由を見失う〜ミグ25で亡命したペレンコは何を思ったか

自由とその自由を振る舞う事は全くの別物だ。今のアメリカがそうであるように、この超大陸には見た目の自由はあっても、真の自由は存在しない。 それは、かつてミグ25で函館に不時着し、アメリカに亡命したペレンコが夢見た自由の残骸ではなかったか・・・ 事実…

犯罪者が大統領になるアメリカ〜選挙人団投票と”不誠実な選挙人”の微妙な関係

今月の5日(米国時間)に行われたアメリカ大統領選挙。最終的には312対226でトランプが完勝したが、得票率では50%(76,553,204票)対48.3%(73,937,285票)と世論調査同様に拮抗した結果となった。 「ショボ過ぎた大統領選」に寄せられたコメント返しにも書いたが、こ…

ある?ある!〜セルフ給油でのお釣りの取り忘れ

セルフ給油では、釣り銭が出る時以外はレシートを受け取らない様にしている。 というのも、週1回で僅か千円分しか給油しないし、そのパターンが身についてるからレシートは要らないとなる。 もう1ヶ月以上も前の事だが、事もあろうに、釣り銭を取り忘れてしまった…

違法でないギャンブル〜真夜中の訪問者”その145”

不思議なもので、夢自体は覚えてないのに、夢の中では過去に見た夢を思い出す。 そんな夢だった。 私は、昔ある投資の営業で面識があった男と会う約束をしていた。その男とは数年前に私にアパートへの投資を持ちかけ、契約寸前まで行った挙げ句に断った経緯があ…

わずか1組しかない三角形のペア〜現代の数論と古代ギリシャの幾何学はこうして結びつく

「宇宙から来た変換理論・・」で、IUT(変換)理論での重要な復元ツールとなる”遠アーベル幾何学”の説明をしましたが、”遠アーベル幾何学”で検索すると、以下の記事に遭遇した。 慶應大学の研究グループは2018年9月、”辺の長さが全て整数となる直角三角形と二等辺三…

生産(GDP)か所得(GNI)か、それとも経済計算(SNA)か〜我ら庶民の豊かさを正確に計るには・・

日経平均株価が史上最高値を更新したニュースは記憶に新しいが、”実感が殆ど伴わない”との声も多く聞かれる。 私もその1人だが、日本は裕福な国なのか?本当は貧乏なアジアの1国に過ぎないのか?そこら辺も不透明である。 一方で、2023年の”名目”GDPがドイツに…

偉大なる昭和のプロレス”その1”〜ホーガン・天龍vsロード・ウォーリアーズ

ハルク・ホーガンとロード・ウォーリアーズは対戦した事がないと思っていた。だが、アメリカでは一度も実現していない黄金カードが、何と1991年の日本で組まれていた。 偶々、ニコ動画で見つけたのだが、今に見ても凄いバトルである。この世紀の壮絶バトルは後で述…

パロディに思えない映画「スティール・レイン」(2020)〜独島(竹島)に関する韓国の主張と国威掲揚的作品の裏で・・

北朝鮮が日本に核を落とし、その報復としてアメリカが北朝鮮に核を落とす。韓国軍が間一髪でそれを防ぐ。 実に、よく出来たシナリオではある。北朝鮮と日本が悪者で、アメリカはバカで、韓国だけが”正義の虎”という国威掲揚的で単純なストーリーでもある。 独島(…