象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

煩いだけのジャパネット〜”型落ち品”の通販営業に明日はない


 先月中旬のある日曜日の昼間、TVのリモコンがおかしくなったのか?BS4CHの「ジャパネットたかた」の番組しか映らなくなった。
 あらゆるボタンを押しても、「ジャパネットたかた」だけしか映らない。ましてや電源オフのボタンすら効かない。とにかく、「たかた」しか映らないのだ。
 その間にも、司会者の甲高いバカ声が延々と流れ続けた。もう頭が狂いそうだった。頭の中は、厚化粧し若作りした高田明(71)の顔だけしか思い浮かばない。

 という事で今日は、最近苛立って仕方のないTVショッピングのお話です。訪問営業や悪徳営業も腹立つんですが、TVショップも間接的ではありますが、ある種の悪徳営業にも思えますね。


煩いだけのジャパネット?

 いつも思うのだが、71歳になる高田明の若作りは異常に思える。
 元々イケメン風の十全受けする顔立ちだが、それでもここ数年はやたらわざとらしく映る。王乳とローヤルぜーの効果は認めるが、デビ夫人や叶姉妹を見てる様で、”喋るマネキン”に見えなくもない。

 話を戻すが、私は典型のTV人間だ。TVが目の前にないとどうも落ち着かない。週末は特にそうだ。
 日曜日の真っ昼間の事だった。全くリモコンが効かず、番組ジャックをも疑った。しかし、確かめようがない。
 リモコンの電池切れも疑ったが、新品の電池に替えても症状は直らない。仕方なくコンセントを引き抜き、初期化する事で回復を望んだが、煩いだけの「ジャパネットたかた」は不滅であった。
 そうでなくとも「ジャパネットたかた」は煩すぎる。何時もはCMで登場した瞬間には、すぐさまCHを変える様にしてるが。両耳を塞ぎたくなるとはこの事だ。

 一体、何時から煩いだけのウザい番組になったんだろうか?
 2004年に顧客情報を盗まれ、150億円の損害を被った頃からだろうか?
 空き巣に入られ、財産を掠め取られ、焼けバチになったOLみたいに、開き直りのガサツな低俗商法に転換したみたいに感じていた。
 それ以前の「たかたショッピング」は、アトホームで暖かさと豊かな庶民性があった。少なくとも、煩いだけの低俗な”物売り”ではなかった。

 そうこう思ってる内に、リモコンの操作が正常になった。時間にして2時間程だったろうか。いきなりで初めての事だったので、TV好きの私はパニックになりかけた。
 日曜の昼間の時間帯は全てがショップ系である。消費が冷え込み、競争が激化してるのだろうか?仮に番組をジャックしたとしても、その気持ちは解らなくはない。
 万が一、「ジャパネットたかた」が不法な操作を使って全ての番組をジャックした?としても何ら不思議ではない。どんなにゲスな裏操作が行われようが、物売りとはそんなもんだ。

 つまり、通販番組とはそんなレベルだ。物売りとは悲しいかなそんな人種なのだ。そして、今は飛ぶ鳥を落とす勢いの高田明もその例外ではない筈だ。
 

型落ち品の営業?

 「ジャパネットたかた」を初めて見た時、アメリカのTVショッピングのパクリだと思った。そして、それは全くの正解だった。
 ただ一つ違ったのが、MCの声のデカさだけであった。アメリカのTVショッピングは延々と同じ商品の宣伝を繰り返す。注文の電話が鳴り出すまで延々と繰り返す。
 しかし、不思議と嫌な気持ちはしなかった。”物売り”というよりも”エンタメ”の要素が強いからだ。

 営業も同じで、”モノ”を買わされるというよりも、その”人柄”を買わされるといった感覚なら嫌な気はしない。
 「ジャパネットたかた」の創業者•高田明佐世保の生まれだ。実家の”高田カメラ”を引き継いで、年商1700億(17年度の純利益は8億程度)の日本一の通販会社に成し遂げた手腕は誰もが称賛する。
 因みに、現在は持株会社である株式会社ジャパネットホールディングス(2007年6月設立)の完全子会社で、ジャパネットグループの通信販売媒体制作を担当する企業である。

 しかし、彼が紹介する商品はどれもが”型落ち”品だった。つまり、売れ残った家電製品をTV上で派手に宣伝し、”そこそこ”の安い価格と分割手数料無料の2本柱で売上げ、大ブレイクした。
 私は、その陳腐で稚弱なカラクは既に見抜いてはいた。商売を経験した人種であれば、誰もがそのトリックに気付いたであろう。
 しかし、地方を基盤にして1000億以上を売り上げる通販会社になるとは、誰が予想したろうか。

 売れ残った”ガラクタ”?を寄せ集め、甲高いトークで売りつける。これこそが”高田マジック”である。そこにあるのは、自伝本で派手に紹介されてる様な成功の哲学や美談とは無縁の様な気がする。
 口悪く言えば、”ガラクタ安売り王”なのだ。

 今やネットショップが全盛である。一時期大ブレイクしたTVショップはエンタメ番組に傾倒した。
 買いたいというより、見て楽しむ。少し賢い大衆はTVで見てネットで良いものをもっと安く買う。
 時代の流れで言えば、TVショッピングは冬の時代である。CMでTVショッピングが入る度に、CHを変える必要がある。煩くてウザくて堪らないのだ。CMもTVショップも捨てられる時代に来てる。
 今や時代の廃棄物となりつつある、TVショッピング界に明日はあるのか?


タカタの7つの法則

 高田明は成功の7つの秘訣を以下の様に語る。
 ①相手に確実に伝える
 ②常識を疑う
 ③相手の目線で物事を考える
 ④買った後の世界を想像させる
 ⑤マーケットは自ら作りだす
 ⑥相手に間を与える
 ⑦積み重ねを大事にする。

 5番目の”マーケットは作り出す”というのが、ジャパネットたかたの一番の成功の秘訣だろう。他の6つは、他の何処かでも聞いた事がある陳腐な要素にすぎない。

 勿論、現代TVショッピングの地盤はアメリカが築いたものだ。しかし、高田は地域発に拘った。地球の裏側のNYからでもLAからでもない。ましては、日本の首都東京からでもない。
 佐世保市民にとっては、”おらが村の高田カメラ屋”からの地域発信である。 
 つまり、マーケットは佐世保という片田舎から広まった”のだ。地域が作り出し、拡げ支え続けた「ジャパネットたかた」とも言える。

 しかし、今の「ジャパたかた」は、高田明の低俗なデカい声だけを引き継いでる様に思う。
 私は高田氏が嫌いではない。典型の田舎純情系で、むしろ大好きなタイプだ。
 しかし、ここ数年の大きく成長した「たかた」は、ウザく煩いだけの通販会社になった様な気がする。
 そして、競合する他の通販会社も全く同じ様な廃墟の道を歩んでる様に思える。


最後に〜昔の”たかた”に戻ろう

 高田明はもう一度現場に復帰し、TVショッピングの基本に立ち返るべきだ。息子の高田旭人では、この商売は無理である。
 美味しい蜜だけを吸い上げたボンボン息子に親父と同じ事が出来る筈もない。佐世保の住人は皆、そういう事を心配してるのだ。

 今の「ジャパネットたかた」は昔の「たかたショッピング」とは全くの別物だ。大衆は既にそういう事に気付いている。煩いだけのTVショップに明日はない。

 今までずっと”たかた”を支え続けてきた佐世保市民の為にも、今こそ高田明は厚化粧を拭い捨て、昔の”たかた”に復帰すべきだ。