象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

ジャニーズは一日にしてならず〜凍結すべきジャニーズと廃業すべきNHK


 数学の世界には、背理法というものがある。
 仮に、ある物事の全ての要素を否定し、その仮定の下で矛盾がない事が解れば、全ては問題なく排除できる。但し、厳密に言えば、”無矛盾性”と”正しい”は必ずしも同義ではなから、明らかに単純な物事の矛盾を証明する際に多く用いられる。

 例えば、NHKの全ての要素を否定してみる。その仮定の下で矛盾や不満は起きるのだろうか?受信料に見合う番組が提供できてないという視点で見れば、明らかにNHKという公共放送は矛盾や無駄に値するし、(受信料の負担がなくなる)国民にとっては好都合である。故に、NHKは存在は全否定が可能となる。
 同じ様に、ジャニーズ事務所を全否定したとしても、何ら矛盾も不自由も起こり得ない。彼らのファンだって、今のジャニーズ事務所の対応にはウンザリという人も多いであろう。
 むしろ、今回の件の悪玉である喜多川氏が作った事務所は死滅させた方がファンやジャニタレの為でもある。事実、ジャニーズの廃業が決まった。
 但し、ジャニーズ事務所が生み出したジャニタレが日本のアイドル文化に与えた影響は計り知れない。故に、”ジャニーズ”という看板を下ろしたら、どんな影響が出るのかは不透明でもある。


秘密の小部屋

 そんな排除すべき不要な2つがズブズブの関係にあった。海洋放出で処分できれば安上がりだが、どうやら処分するにも廃棄するにも色んな問題が絡んできそうだ。

 渋谷のNHK放送センター内に”ジャニーズ専用のリハーサル室が存在した”事を指摘されると、NHKの山名総局長は”特殊な事ではない。何年も続いてる番組であれば、恒常的にリハーサル室が必要となる”とその存在を認めた。
 性被害者で元ジャニーズJrの二本氏は渋谷のNHK放送センターの西館に<魔の7階>と呼ばれるリハーサル室があり、”この部屋でジャニー氏が小学生のメンバーを膝の上に乗せていた”と証言している。
 テレ朝でも、ジャニーズ専用のリハーサル室があったそうだが、こうした合宿所以外の場所で性加害があったとすれば、施設管理者の安全配慮義務違反などに抵触する可能性がある”と指摘する記者もいる。

 いずれにせよ、<ジャニーズ部屋>に関しては”特殊な事ではない”と開き直るNHK
 これに対し、放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこうしたNHKの対応についてこう話す。
 ”遅きに失した感はあるが、NHKが「クローズアップ現代」などで、この問題を検証した件については一定の評価はできる。が、国連の人権の専門家による<メディアの沈黙>の問題が指摘されてる中、第三者委員会などでの調査は行わないというのは、受信料で成り立つ公共放送としては如何なものか。
 NHKは音楽番組やドラマを始め、情報番組やEテレの番組と多様なジャンルでジャニーズタレントを起用し、ある意味“お墨付き”を与える役割も果たしてきた。ジャニーズ事務所との関係を多角的な調査を通して、見つめ直す必要があるのではないか”
 こうした問題に関し、NHKぼ稲葉会長は”人権意識が欠如していた。事務所のありようも検討せずにやってきたのが問題だった。忖度ではなく、考慮すべき要素が欠落していた”などと反省の弁を述べるも、”第三者委員会などでの調査は行わない方針だ”として、”甘いと言われるかもしれないが番組の中で1つ1つ取り上げ、国民に説明したい”と説明した(日刊ゲンダイ)。


NHKとジャニーズの腐った関係

 ジャニーズの組織も腐ってるが、それとズブの関係にあるNHKも完全に腐っている。
 生魚がすぐに腐る様に、政治もアイドルもメディアもすぐに腐るし、彼らがバカなら余計に腐る。勿論、腐ったモノは全て廃棄処分すべきだが、(放射性汚染水と同じで)明らかに危険と思われる悪玉をまずは除去して処分する必要がある。
 ジャニーズ事務所は、悪玉であり親玉でもるジャニー喜多川を最後まで除去できなかった。汚い手でも使って除去すべきだった。その悪玉が残した負の産物はジャニーズが廃業しても悪臭を漂わせ続けるであろう。まるでトリチウムが除去できないように・・・

 今回の記者会見では、事務所の廃棄と変更(ジャニーズ→SMILE-UP.)ばかりが話題になったが、性被害を受けた478人の内、325人が被害を申し出て、ジャニーズ在籍が正式に確認されたのが今現在だけで125人。
 つまり、彼らに対しての賠償金はどれ程の額に上るのだろうか。多分それだけで、新たな事務所は崩壊するであろう。

 ジャニーズJrに代表されるアイドル文化は所詮はサブカルチャーである。
 サブカルチャーとは聞こえはいいが、メインカルチャーの下に属する(オマケ的な)第2の大衆文化であり、今や世界中に繁茂するオタク文化の一部に過ぎない。
 つまり、ジャニーズが消滅しても、アイドル文化が死滅する訳でもないし、サブカルチャーに影響を与えるでもないし、ジャニーズとは名称が異なるアイドル事務所が誕生するだけだ。
 同じ様に、公共放送であるNHKが消滅しても、我ら大衆は何ら不自由しない。(TVショップに塗れた)BS放送や(アイドルやバラエティーで腐った)地上波がなくても、ネットTVやストリーミングサービスがあるから、同じ有料放送としてみれば、NHKは無用となる。
 それどころか、こうした(長らく昭和のお茶の間を支えてきた)受信機を必要とするメディアも、今や無用の長物である。

 もっと言えば、スケパブもセクキャバもソープもデリヘルも、更には夜の歓楽街がなくても、エロ爺は殆ど不自由はしない。というのも”性を売る”という商売は、どんな状況にあろうとも何処であろうが、地下に潜っててでも生き延びる。
 性の商売と”オタク文化”は、世界中に蔓延するという点ではメインカルチャーと呼べるかもしれない。その一方で、性被害も(ジャニーズだけではなく)世界中に蔓延する。つまり、性商売も性被害も人類が死滅しない限りはなくなる事はないだろう。

 勿論、そんなNHKもごく偶に、そこそこ優秀なドキュメントを流すが、ヒストリーチャンネルのパクリに近い。今では(試験的に)AIに原稿を読ませてるみたいだが、生身の女性アナウンサーとは異なり、AIは人件費も掛からないし、歳を取らないし、人為的なミスをしない。
 今回のジャニーズ事務所の性加害の件では”内部調査は行わない”としたNHKだが、もしこの内部調査がNHKを内部から死滅させるとしたら、我ら国民はジャニー喜多川に感謝すべきかもしれない。
 そういう意味でも、是非とも内部調査を強引にでも実行してほしいもんだが、10月2日の会見では、ジャニーズが(NHKよりも先に)その看板を下ろした。
 つまり、NHKが”ジャニーズと共に去りぬ”となれば、それはそれで上手く出来すぎたシナリオかもしれない。
 勿論、NHKは必死の抵抗を試みるだろうが、看板を下ろした後もジャニーズの関係者らは”偽善”だと、非難を浴び続けている。しかし、偽善という意味では、NHKの方がずっと深刻なのに・・・


追記〜ジャニーズは一日にしてならず

 ジャニーズ事務所が2日に開いた会見を少し見たが、正直、”これだけ謝ったし、事務所の廃業も決めたんだから、もうエエやろ”と思った。がしかし、アイドルにはキツい言い方をする私も、どうやら考えが甘かったようだ。
 多くのメディアも好意的な報道が目立ってたのも確かである。しかし、SNSでは”偽善そのもの”とか”話をすり替えるな”と黙っちゃいない。

 井ノ原快彦(47)の会見での振る舞いを称賛する報道が相次ぐ中、SNS上では違和感を示す声も少なからずあがっている。
 会見の冒頭では、SNS等での性被害者への誹謗中傷をやめるよう訴えた他、怒りの声をあげる記者たちをいさめ、前回の会見に続き、存在感を発揮した。
 特に、紛糾する報道陣に向け、”この会見は全国に伝わり、子供たちも見ている。性被害者の皆さんには、自分たちの事でこんなに揉めていると思ってほしくない。ルールを守る大人たちの姿を見せたい。どうかお願いします”と呼びかけた際には、会場から拍手がわき起こり、複数メディアに好意的に報じられた。

 一方で、ジャーナリストの佐藤章氏は”<もめてる姿を子どもに見せたくない>と言うが、その子どもたちを文字通り<食い物>にしてきたのは誰だ?どこの事務所だ?前代未聞の大犯罪を目の前にして混乱して騒がない記者の方がよっぽどおかしい!井ノ原氏は勘違いしている”と、彼に拍手を送った報道陣に疑問を呈した。
 この様な井ノ原の発言を”論点ずらし”と指摘し、”子どもを守る為に大人が興奮する事の何が悪い?”との批判もある。
 事実、前回の記者会見でジャニーズからメディアへの明確な圧力があったとされるが、こうしたメディア側の勝手な忖度や業界の空気の問題に”話を上手くすり替えるのは危うい行為だ”との指摘もある。
 更に、一問一答(重ね聞きなし)という記者会見でのルールが、どれだけ答える側に有利で、質問する側に不利であるか。その事には触れず、井ノ原氏の言葉を評価するニュースやメディアは”大事なポイントを敢えて避けている”との指摘もある。
 その上で、井ノ原氏が”1社1問”のルールを遵守するよう訴えた事に関し、”社会のルールを守っていなかった”側の責任を追及する会見の場で、加害者側が”ルールを守って下さい”と言い、それにまんまと同調し、拍手する記者たちへの違和感は拭いきれないものがある(日刊スポーツ)。

 つまり、ジャニーズも性加害も”一日にしてならず”であり、ローマ帝国NHKもどんな悪事も長い時間を掛けて、築き上げられる。
 故に、ジャニーズ事務所の会見も実に考え抜かれた”論評ずらし”であり、”偽善そのもの”でもあった。
 そういう私も、危うくジャニーズの舌高さ(強かさ)に騙される所だった。そういう意味では、昭和のアイドル文化を支えてきたジャニーズは、死滅する最後までしぶとく振る舞ったとも言える。
 そういう所は、評価してもいいのかもしれない。