象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

今年もやるの?”24時間テレビ”〜ピンハネは地球を救う

 ”決算に不明瞭な点がある事が区長会で指摘され、今年度の交通安全協会費は徴収しない事となリ、既に徴収した会費は各行政区に変換され・・・”
 と、おらが村の回覧板に書かれてあった。
 でもちょっと待て、確か交通安全協会費は任意じゃなかったのか?

 一口に交通安全協会といっても、各都道府県それぞれの交通安全協会と、全国組織である一般財団法人の全日本交通安全協会の2つがある。このうち、運転免許の交付(更新)時に会費を集めてるのは、前者の各都道府県の交通安全協会である。
 交通安全協会は、その地域の交通安全を実現する為の様々な活動を行ってます。会員が支払った会費は、地域の交通安全活動を支えているのです”(カーナリズム)とわざとらしい説明だ。
 ずっと昔、運転免許の更新時に1200円ほど強制的に払ってた記憶がある。ある時期から任意となり、今では300円から700円が相場らしい。しかし、おらが村の民は会費300円を余計に支払ってた事になる。

 ”不明瞭”という点で言えば、「脱・隣組」でも書いたが、隣組の年会費(総計19700円)も、公民館費(3700)と募金(800)と消防団費(1500)と外灯代(1200)を除けばだが、その7割近くは不明瞭、いや使途不明金である。
 公民館だって、近くの市民センターや図書館を利用すれば、タダである(多分)。昔から馴染みある緑と赤の募金も私には怪しく思える。消防費も旅行費(ソープ・ツアー)に消えてるのは明らかで、それに神社やお寺代の計8600円も(無神論者でなくとも)不要である。

 それでも貧しい日本島民は、不明瞭な募金や不可解な寄付を厭わない。やがて、こうした隣組の弊害は”24時間テレビ”という悪しきピンハネになって大きく繁殖する。
 その24時間ピンハネ、いや24時間テレビが今年も開催される。


今年もやるのか? 

 ”昨年の募金額は8億8621万4435円で、一昨年に続き8億円台でした。しかし、コロナ禍前の19年は15億円もあった。やはり有観客で盛り上がる中、タレントたちに手渡しできたのが大きかった。しかし今年は、有観客でも手渡しはナシと発表されています”

 今年は3年ぶりに観客を入れて開催する事が既に発表され、それゆえ今回のテーマは「会いたい!」に決まった。ところが、放送までひと月を切った今、”有観客で大丈夫か?” ”会いたいなんて言ってる場合か?”といった声が日テレ内で出ている。
 第7波のピーク(8/6)を考えると本番(8/26)までに番組スタッフから感染者が出る可能性がある。夏になればコロナの勢いは収まるとの専門家の声もあったが、今現在、新規感染者は東京だけでも4万人超の勢いだ。

 日テレの石澤社長は、”コロナ禍でも休まずに、それはこの番組が日本テレビの掲げるSDGs、社会貢献の大きな取り組みである事に他ならないからです。全国の方々に支持して頂けるような内容を今年も目指していきます”と、その言葉は弱々しく虚構に近い。
 一方で、日テレ社内では”今となってはホント恨めしい。しかも無観客にすれば良いと言うだけではない。電力不足から節電を叫ばれても、「24時間テレビ」を中止にする事ができない。だから様々な問題が出てきている”と、開催決行に不満タラタラである。
 しかし問題は、社内だけでは終わらない。

 まずは、初日の夜に放送され、視聴率の稼ぎ頭であるスペシャルドラマだが、今年は劇団ひとりの監督・脚本で、(毎年恒例のジャニーズではなく)浅野忠信が主演と発表されている。
 それにもう1つの名物企画、チャリティーラソンにも難題がある。20年は募金ラン、21年は募金リレーで、市中を走るマラソンは中止され、複数の走者で行われた。が、今回は兼近(EXIT)の単独走行だ。例年、チャリTシャツの売れ行きも芳しくなく、悲惨な結果は目に見える様でもある。
 それに加え、冒頭で書いた募金額の大幅減少にも頭を悩ませる。
 以上、デイリー報知から纏めました。


”やめる”という選択肢はないのか?

 デーブ・スペクター氏は”10年前から趣旨がよく分からない、何の為にマラソン走るのかと色んな事を言われてる中でメリットが少なくなっている・・・毎回叩かれちゃって、正直やめた方が良いのでは・・・”と語る。
 しかし、元日本テレのプロデューサー吉川氏は”確かに考えるべき時が来たとは思うが、続けるべきだと・・・変わるきっかけは今年かもしれない”と返す(スポニチ)。

 日本の伝統ある諺に、”継続は力なり”というのがある。私が子供の頃、毎日の様に叩き込まれた言葉である。
 しかし今の私からすれば、”継続は無謀である”とも言える。つまり、続ける事がそんなに重要なのか?
 少なくとも、”継続は力なり”が真であれば、数学の難題は一つも解けないだろう。つまり、諦める事で思考や考察の変換を促してきたのだ。
 事実、私の田舎にもそういう脊椎系の固執した古い考えの人種は多い。つまり、昔から続けてきた事は更に”続ける事で意義がある”と本気で信じてるのだ。
 だから信じる者は嫌われるし、宗教は信じる事で頭から腐っていく。逆に科学は、疑う事で大きく進化し繁栄した。それは歴史が証明してるではないか。

 同じ様に、”24時間テレビ”を止める理由は腐る程にあるが、続ける理由はどこにもない。
 「偽善こそが地球を救う」でも書いたが、”愛(という募金)は地球を救う”とあるが、募金からピンハネし、日テレの私腹を肥やしてるだけであろう。
 継続する勇気よりも諦める勇気の方がずっと尊いし、賢く生きるという点では重要な事であろう。
 8億円の募金を貧しい国民に強要するよりも、財界人や著名人やタレントらに総額10億(いや100億でもいい)の募金を負担させれば済む事じゃないか。
 スペシャルドラマを制作する手間も予算も省けるし、キツい思いしてフルマラソンを走る必要もない。更に、1枚1800円もするチャリTシャツを買わされる事もない。
 韓国よりも貧しい日本の庶民に、そんな余裕などどこにもない筈だ。

 逆に、”有名人は地球を救う”と題したTシャツを、金持ち連中に1枚2万円で買わせる様な記念日を作るべきだ。総額10億円に達するまで買わせ続ける。
 我々庶民は、デジタル表示されるチャリティボードを見ながら、祝杯を上げ、10億円までのカウントダウンを叫び続ける。
 ”岸田首相が1000万円分のお買い上げでーす”といったメッセージがSNS上で一斉に流れる。
 ”負けじにトヨタの社長は1億だぁ〜。日産は不況で1000万止まり、悪評の統一教会も汚名返上として何と1億の寄付である。スポンサー契約だけで17億近く稼ぐ大谷も1000万を軽く寄付・・・” 
 こんな流れなら、2日で10億どころか100億くらいは集まるだろうか。つまり、募金や寄付は金持ちにやらせるべきなのだ。我々貧乏人は何もしないでじっとそれを眺めてればいい。
 

ピンハネは地球を救う?

 しかし現実は、この真逆である。
 金持ち連中は貧乏人をブラックボランティアで徹底的にこき使い、その上(弱者の心の弱みに突け込み)、募金や寄付を巧みに強要する。
 つまり、金持ちに寄付する様な矛盾を平気で行ってるのだ。これじゃ、最低賃金で骨抜きにし、税金でむしり取られ、物価高と消費税増税で更に追い詰められる庶民は一生貧乏なままだ。
 それでも、お人好しの民は24時間テレビに群がりたがる。心が弱いから、いや優しいからそうなるのかもだが、優しいだけじゃ生き延びれない。冷酷な権力や独裁者から生き延びるには賢くなる必要がある。

 同じ様に、我ら貧乏な弱い立場の民が”24時間テレビ”という悪の呪縛から逃れるには、”愛は地球を救う”という言葉に秘められた悪の本質を見抜く必要がある。
 つまり、24時間テレビがやってる事は、金持ちの金持ちによるピンハネに過ぎない。貧乏人が寄付した貴重な募金で私腹を肥やしてるに過ぎないのだ。
 これは寄付や募金という愛でなく、ピンハネという”美味しすぎる盗み”に過ぎない。故に、日本テレビは止めたくても(美味しすぎて)止められないのだろうか。

 日本人は全てにおいて本質を見抜くのが下手な農耕島民である。下手というより、見抜こうとさえしない。まるで神に触れるのを恐れるかの様に、本質から目を背ける。
 神を信じるのも結構だが、神の暴挙を防ぐ為にも疑う事は大切であろう。
 少なくとも24時間テレビは神様ではないし、タチの悪い神様ですらない。所詮は、日本テレビが作り出した”金になる妄想”でしかない。
 アイドルや芸能人が募金会場の舞台に立ってるとは言え、彼らはスターという虚像であり、大半がスラム系の貧民である。
 故に、庶民が貧民に群がった所で、運命が変わる筈もない。ないカネを寄付した所で、運勢が良くなる筈もない。
 今や芸能人という下品で粗雑な民は、(夢を与えるどころか)大衆に毒を吐きかける存在でしかない。しかし、我ら庶民はそれでも有名人に群がりたがる。

 本当に地球を救いたいのであれば、24時間テレビの様な粗悪なピンハネを今すぐこの世から葬り去るべきだろう。
 その為には、”愛”ではなく”切り捨てる”勇気が必要だと思うのだが・・・